小さな鉢を風から守る

秋の風が強い日、小さな鉢がいつもより早く軽くなっていることがあります。

鉢が小さいほど、中に蓄えられる水分も少なく、風の影響を受けやすくなります。葉が広がる植物は風を受け、鉢ごと傾くこともあります。

だからといって、風をすべて遮ればよいわけではありません。

まず、どの方向から風が入るのかを見ます。壁際や軒下のように、強い風だけを弱めながら、空気がこもらない場所を探します。

小鉢をいくつか寄せ、倒れにくい安定した鉢のそばに置くだけでも、当たり方が柔らぐことがあります。移動後は、光の当たり方や土の乾きも改めて確かめます。

守ることは、外から切り離すことではなく、その命が受け取れる強さまで環境を穏やかにすること。

風の日の鉢庭から、支える距離を学びます。


急がず、比べず、育つ時間を見守る。
根ノ庭

日々の記事へ根ノ庭へ戻る