小さな鉢を風から守る

秋の風が強い日、小さな鉢がいつもより早く軽くなっていることがあります。

鉢が小さいほど、中に蓄えられる水分も少なく、風の影響を受けやすくなります。葉が広がる植物は風を受け、鉢ごと傾くこともあります。

だからといって、風をすべて遮ればよいわけではありません。

まず、どの方向から風が入るのかを見ます。壁際や軒下のように、強い風だけを弱めながら、空気がこもらない場所を探します。

小鉢をいくつか寄せ、倒れにくい安定した鉢のそばに置くだけでも、当たり方が柔らぐことがあります。移動後は、光の当たり方や土の乾きも改めて確かめます。

守ることは、外から切り離すことではなく、その命が受け取れる強さまで環境を穏やかにすること。

風の日の鉢庭から、支える距離を学びます。


急がず、比べず、育つ時間を見守る。
根ノ庭

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秋風に耳を澄ます

秋風に耳を澄ます
見える景色の奥にある、静かな時間。

九月の風は、どこか表情が違います。

暑さはまだ残っていても、

吹き抜ける風には、
秋の気配がそっと混ざり始めています。

葉が触れ合う音。

草花がゆっくり揺れる姿。

遠くから聞こえる虫の声。

目には見えない風が、
庭全体をやさしく巡っています。

忙しい毎日の中では、
音よりも情報ばかりを追いかけてしまいます。

だから今日は少しだけ立ち止まり、

秋風に耳を澄ませてみる。

自然は言葉ではなく、
風にのせて季節を届けてくれているのかもしれません。


急がず、比べず、育つ時間を見守る。
根ノ庭

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