朝の水やり
夏の朝は、庭が一番やさしい表情を見せてくれます。
まだ空気が涼しく、
葉には夜の名残が残っています。
そんな時間に水をあげると、
土はゆっくりと潤いを受け止めます。
植物は急いで飲み込むのではなく、
必要な分だけ静かに受け取ります。
水やりは、ただ土を濡らす作業ではありません。
植物の様子を見て、
土に触れ、
季節を感じる時間でもあります。
今日も元気そうだな。
少し乾いてきたかな。
そんな小さな対話を重ねながら、
庭との一日が始まります。
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朝早く庭へ出ると、
葉の上に小さな露が光っています。
ほんの短い時間だけ現れる、
朝だけの景色です。
太陽が高くなるころには、
露は静かに姿を消します。
だからこそ、
その一瞬がとても美しく感じられます。
植物は露からも
わずかな潤いを受け取り、
朝の光を浴びながら
新しい一日を始めます。
毎日同じように見える朝も、
実は二度と同じではありません。
庭は今日も、
小さな奇跡を見せてくれています。
庭に生える草を見ていると、
「雑草」という言葉について考えることがあります。
人に植えられた植物。
自然に芽を出した植物。
その違いは何だろう。
名前を知らないだけで、
その草にも生き方があります。
土を守るもの。
虫たちの居場所になるもの。
季節を知らせてくれるもの。
庭に必要のない命なんて、
本当は少ないのかもしれません。
もちろん、
時には整えることも必要です。
でも抜く前に少しだけ観察してみる。
そこには、
今まで気づかなかった庭の姿があります。
名前を知らない小さな草も、
この庭の時間を一緒に作っています。