風が運ぶ種

風が運ぶ種
見える景色の奥にある、静かな時間。

どこから来たのだろう。

庭を歩いていると、
思いがけない場所に芽が出ていることがあります。

風に乗って運ばれてきた種。

鳥が落としていった実。

小さな命は、
人の知らないところで旅をしています。

庭は囲まれた場所のようでいて、
自然とはいつもつながっています。

風が新しい命を運び、

雨が土を潤し、

太陽が芽吹きを支えます。

人が植えたものだけが、
庭を作っているわけではありません。

自然から届く小さな贈りものもまた、
この庭の風景を少しずつ育てているのです。


急がず、比べず、育つ時間を見守る。
根ノ庭

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