水がめぐる庭
雨が降ると、
庭の空気は少し変わります。
乾いていた土は水を吸い、
葉の色も深くなります。
水は、
庭の中を静かに巡っています。
地面にしみ込み、
根へ届き、
また空へ還っていく。
その流れの中で、
植物も小さな生きものたちも
生きています。
庭を見ていると、
水はただの「水」ではなく、
命をつなぐ流れなのだと感じます。
流れが止まると、
庭は少し元気を失います。
だからこそ、
水が心地よく巡る環境を
大切にしたいと思っています。
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庭には、
気づかないうちに
たくさんの生きものたちが集まってきます。
蝶。
鳥。
小さな虫たち。
花が咲くと、
自然にその場所へやってきます。
水のある場所には、
また別の生きものが現れます。
人が呼んでいるわけではありません。
けれど庭が整ってくると、
命たちは自然に集まり始めます。
それぞれが役目を持ちながら、
庭の中で静かにつながっています。
庭を育てることは、
植物だけを育てることではなく、
命が安心して集まれる場所を
作っていくことなのかもしれません。
この庭で育てているのは、
植物だけではありません。
土の中には、
たくさんの小さな命があります。
微生物。
小さな虫。
見えないほどの生きものたち。
その働きによって、
土はゆっくりと変わっていきます。
落ち葉が土になり、
根が広がり、
また新しい命が育つ。
この庭は、
植物を育てている場所でもあり、
土の時間を
見守る場所でもあります。
急がず、
焦らず、
自然の流れの中で
少しずつ育っていく庭。
そんな場所を
これからも大切にしていきたいと思います。