土が休む時間
土はいつも
働いているように見えます。
植物を支え、
水を保ち、
栄養を巡らせる。
けれど、
土にも休む時間があります。
植物が少ない場所では、
微生物たちがゆっくりと働き、
落ち葉を分解しながら
次の季節の準備をしています。
一見、
何も起きていないように見える場所でも、
土の中では
静かな時間が流れています。
人も同じように、
休むことで力を取り戻します。
土もまた、
休むことで
豊かさを育てているのかもしれません。
庭に出ると、
まず土の匂いを感じます。
雨のあと。
よく晴れた日。
落ち葉が増えたとき。
土の香りは
その日その日で少しずつ違います。
よい土には、
どこかやさしい匂いがあります。
それは、
目には見えない微生物たちが
働いている証でもあります。
枯れ葉を分解し、
栄養をつくり、
土をゆっくり育てていく。
その営みが、
あの独特の香りを生むのです。
庭を育てるということは、
植物だけでなく
土の中の世界を
一緒に育てていくことなのかもしれません。