夏を迎える庭
庭の景色が、
少しずつ夏へと変わっていきます。
朝の日差しは力強くなり、
葉の緑は深さを増してきました。
春に咲いていた花は役目を終え、
代わりに夏の植物たちが
静かに準備を始めています。
季節は急には変わりません。
少しずつ光が変わり、
風が変わり、
庭の表情も変わっていきます。
その変化を見ていると、
自然はいつも先を急がず、
一歩ずつ季節を進めていることに気づきます。
今日の庭もまた、
夏への入口に立っています。
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毎日見ている庭でも、
同じ日はありません。
昨日より少し伸びた葉。
色が変わり始めた花。
新しくできた小さな影。
大きな変化ではなくても、
庭は少しずつ動いています。
忙しい日々の中では、
小さな変化ほど
見逃してしまいます。
でも立ち止まって見ると、
そこにはたくさんの出来事があります。
小さな芽も、
虫の足跡も、
風で揺れる葉も。
全部が今だけの庭の姿です。
変化を探すのではなく、
ただ感じてみる。
そんな時間が、
庭との距離を近づけてくれる気がします。
庭には、
気づかないうちに
たくさんの生きものたちが集まってきます。
蝶。
鳥。
小さな虫たち。
花が咲くと、
自然にその場所へやってきます。
水のある場所には、
また別の生きものが現れます。
人が呼んでいるわけではありません。
けれど庭が整ってくると、
命たちは自然に集まり始めます。
それぞれが役目を持ちながら、
庭の中で静かにつながっています。
庭を育てることは、
植物だけを育てることではなく、
命が安心して集まれる場所を
作っていくことなのかもしれません。