花が終わったあとの時間

花びらが落ちた鉢は、急に静かになったように見えます。

鮮やかな色がなくなると、花の季節が終わったと感じます。けれど植物の中では、その後も時間が続いています。

葉で受け取った光が、根や次の芽を支える力になる。種を育てる植物もあれば、少しずつ休眠の準備へ向かう植物もあります。

花がらを取るか、実や種として残すかは、植物の種類や状態によって異なります。一律に切るのではなく、葉と茎の状態、株全体の力を見て決めます。

花が終わったあとは、結果が見えにくい時間です。それでも、根は土の中で、次に向かう準備を続けています。

人の暮らしにも、目立つ出来事が終わったあとに、静かに力を戻す時間があります。

次を急ぐ前に、花後の鉢のそばで、休みながら育つ時間を見守ります。


急がず、比べず、育つ時間を見守る。
根ノ庭

日々の記事へ根ノ庭へ戻る

雑草という名前のない草

雑草という名前のない草

雑草という名前のない草
見える景色の奥にある、静かな時間。

庭に生える草を見ていると、
「雑草」という言葉について考えることがあります。

人に植えられた植物。

自然に芽を出した植物。

その違いは何だろう。

名前を知らないだけで、
その草にも生き方があります。

土を守るもの。

虫たちの居場所になるもの。

季節を知らせてくれるもの。

庭に必要のない命なんて、
本当は少ないのかもしれません。

もちろん、
時には整えることも必要です。

でも抜く前に少しだけ観察してみる。

そこには、
今まで気づかなかった庭の姿があります。

名前を知らない小さな草も、
この庭の時間を一緒に作っています。


急がず、比べず、育つ時間を見守る。
根ノ庭

日々の記事へ根ノ庭へ戻る